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 酒に関する一問一答コーナー

酒の席でよく話題に上る疑問をあげてみました。
内容的に物足りないとは思いますが、「こんなこと知ってるよ」なんて情報提供して頂けると有難いです。

◆注意◆
ここにある医学的な内容は全て当方の調査によるものです。
心当たりのある人はこの内容を勝手に解釈せず、必ず専門医の指示に従うようにして下さい。
この内容に従って行動した結果については、当方は一切責任を持ちません。


Q.ビールは肥満のもと?

A.ビールのエネルギーは100g当たり39kcalです。大ビン一本(633ml)で約250kcalであり、これはほぼ精白米飯1.5杯に相当します。脂質は0とみなされるのでビールが肥満の原因とは考え難いです。ビールの二酸化炭素やホップには食欲増進の働きがあります。ビールに含まれるアルコールも同様です。とすると、ビールを肥満に結び付けるのは、イメージの問題で科学的根拠は見当たりません。
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Q.アルコールは胃に悪い?

A.アルコールは胃で約20%、小腸・大腸で残りの80%が吸収されます。そして、アルコール濃度の高いものほど吸収率が高く吸収のスピードも速くなります。また胃壁に対する刺激も強く胃の粘膜を傷つけ易いので、アルコールそのものが胃に悪いと考えるよりは、ウイスキーや焼酎などアルコール濃度の高い酒は水などで薄めて飲むよう心掛けることです。
お酒はほどほどにたしなむ程度が胃にも精神的にも良いということです。
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Q.日本酒度ってなに?

A.清酒の比重のことで清酒の甘辛の目安となります。清酒には甘口と辛口があり、甘口は辛口に比べて糖分が多く比重が高い。甘口の酒に比重計を入れると上に浮き(−)を示し、辛口の酒は(+)を示します。しかし清酒に含まれる酸の量(こはく酸や乳酸)が多いと辛口に感じられるので、厳密にいうと糖分だけでは甘辛は決まりません。
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Q.日本酒を冷やで飲むと体に悪い?

A.燗をしても冷やでも飲む量が同じなら同じことです。ただ冷や酒は口あたりがよく酔いが遅いのでつい飲みすぎてしまうため「体に悪い」と言われるようになったと思われます。「親の小言と冷や酒は後からきく」という言葉もあります。ただし香り高い吟醸酒や原酒、生酒など冷たくして飲んだほうが良い酒もあります。
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Q.チャンポンすると二日酔いする?

A.二日酔いは飲みすぎのためおこります。胃の中で違う種類の酒が混ざりあっても、特別な化学変化などが起きることはなく、あくまで量を飲みすぎているために二日酔いになるのです。
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Q.二日酔いには迎え酒が効く?

A.迎え酒は二日酔い、悪酔いの苦しみを一時的に先送りするだけで、症状を改善するものではありません。迎え酒を繰り返すことは、アルコール依存症への片道切符を手にしたことを意味します。むしろ果汁や水分を充分摂取することが回復の早道です。
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Q.二日酔いをさけるには?

A.アルコールの分解速度は1時間当たり0.15g/kgとされています。飲酒量がこの速度を越えるとアルコールは翌日に持ち越され「二日酔い」になります。したがって飲みすぎなければ二日酔いなどにはなりませんが、どうしてもという時は次のようなことを心掛けるようにしましょう。
  1. すきっ腹で飲むのはさける。タンパク質の料理を食べながら飲む。
  2. 消化のいいものを食べる。飲みながらのタバコはひかえめに。
  3. 水分を多くとる。酒と同量以上の水を飲むとたいてい大丈夫。また、はちみつ、果実などの果糖を多く含むものを食べる。
  4. アルコールの酸化分解に必要な酸素を十分にとるように、背筋をのばして肺に空気が入りやすい姿勢で飲む。
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Q.アルコールは美肌をつくる?

A.アルコール入浴法などといって、浴用酒までもてはやされたことがありました。確かに適度の飲酒は血行を良くし、肌荒れを防いでくれます。ただし、これはあくまでも「適量」であれば、のことです。過飲が続けば肝臓も障害を受け、肌の乾燥、シミ・ソバカス、小ジワ、吹き出物など、間違いなく不幸な結果が約束されるでしょう。
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Q.日本酒、ビールは糖尿病に悪いが、ウイスキーやワインなら良い?

A.糖尿病は、膵臓のホルモンであるインスリンの不足による代謝障害性疾患です。アルコールはインスリンを作る膵臓のランゲルハンス島に影響を与えるばかりでなく、膵臓そのものに負担をかけます。したがって、糖尿病患者にとってアルコールは良いわけがありません。それは日本酒、ビールであろうとウイスキー、ワインであろうと関係ありません。飲まずにいられるならそれに越したことはありませんが、どうしてもというなら医師の指示の範囲でたしなむようにしてください。
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